焼きたてメロンパンPOPO
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<今日>

 

神戸メロンパン物語

ある外国交易が盛んな港町の片隅で、若い夫婦が朝から日が暮れるまでパンを焼いていました。
その小さなパン屋には、外国の船員達や街の人たちが足を運んでくれていましたが、少し遠い場所なので、お客さんは不便を感じていました。
ある日、外国船の船長が、「その車にパンを積んで、人の集まる場所へ出向いたら、もっとたくさん売れるよ。船で使っている荷車を貸してあげよう!」
でも、焼きたてのパンを売っていた夫婦は、冷めたパンは売りたくありませんでした。
船長は言いました「それなら、窯も積んでしまえばいいじゃないか。」
「それから、小さな子供からお年寄りまで、誰にでも愛されるパンをひとつ考えるといいよ!」と言い残し、また長い航海に出てしまいました。

若い夫婦は、誰にでも愛されて、いつでも美味しいパン作りに励みました。
ほんのり甘い香り、丸い形で表面はサクサクと歯ごたえがあり、中はしっとりしたパン。
焼きたての温かいパンは、誰もが幸せを感じる。
こうして完成したのが、メロンを切った丸い形をしたパンでした。
若い夫婦は、船長から頂いた荷車にパン焼き用の窯を積み、港へと出かけました。
ちょうど外国船が港に入っていて、そこでその丸い形のパンを焼き始めると、船員達が寄ってきました。

「いい香りだね!」と声を掛けてくれたのはあの船長でした。船長も二人に気づき、「どんなパンになったのかね。私にも一つ分けて欲しい。」
二人は焼きたてのパンを渡しました。船長が一口頬張ると「これは美味しい!世界中、どこで売っても人気になるよ。」
と賞賛してくれました。
今では若い二人の焼きたてパンは街で評判になり、「幸せのメロンパン」と名づけられ、街中の人たちに愛されるようになりました。

*この物語はフィクションです